猫に夢研究所

自分の備忘録を公開している感じです。国立大学法人で大学図書館職員(図書系職員)として働いています。みなし公務員です。

2015年1月に読んだ本(会計/ビブリオバトル)

2015年1月に読んだ本は、4冊でした。

そのうち、会計の本が3冊。
最近、会計について興味がわいたので、勉強し始めました。
教養として簿記3級の勉強するのもおもしろそう!

そして、もう1冊は、ビブリオバトルの本でした。

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稲盛和夫実学―経営と会計』

稲盛和夫の実学―経営と会計

稲盛和夫の実学―経営と会計

副題のとおり「経営と会計」の考え方が学べます。
帯には「会計がわからんで経営ができるか!」とありました。

現在、僕は簿記や会計の知識がなく、会計に関する業務に携わったことがことがありません。
そのため、少しわからないところや実感がわきづらいところがありましたが、十分、普段の仕事に活かせる考え方が学べました。

とくに「第5章 ダブルチェックによって会社と人を守る【ダブルチェックの原則】」が参考になりました。
人に罪をつくらせない体制を作ることが大切。

会計の知識があれば、もっとおもしろく読めるのだろうと思います。
会計の勉強をしたあとに再読したいです。

目次
まえがき  今こそ求められる「経営のための会計学

文庫版の発刊にあたって

序章 私の会計学の思想
  1 私の会計学はどのようにして生まれたか
  2 私の会計学の基本的な考え方〈本質追究の原則)
  3 私の会計学と経営

第一部 経営のための会計学―実践的基本原則

第一章  キャッシュベースで経営する(キャッシュベース経営の原則)
  1 儲かったお金はどうなっているか
  2 資産か、費用か   「バナナの叩き売り」でその違いを見る
  3 土俵の真ん中で相撲をとる
  4 勘定合って銭足らず

第二章 一対一の対応を貫く(一対一対応の原則)
  1 モノ・お金の動きと伝票の対応は
  2 アメリカでの経験   売上と仕入れの対応
  3 米国現地法人の会計監査
  4 売掛金・買掛金の消し込み
  5 「一対一の対応」とモラル

第三章 筋肉質の経営に徹する(筋肉質経営の原則)
  1 中古品で我慢する
  2 健全会計に徹する   「セラミック石ころ論」
  3 「固定費」の増加を警戒する
  4 投機は行わない   額に汗した利益が貴い
  5 予算制度は合理的か   「当座買い」の精神

第四章 完璧主義を貫く(完璧主義の原則)
  1 マクロとミクロ
  2 100%達成でなければ
  3 厳しいチェックでパーフェクトをめざす

第五章 ダブルチェックによって会社と人を守る(ダブルチェックの原則)
  1 人に罪をつくらせない
  2 ダブルチェックシステムの具体的なあり方

第六章 採算の向上を支える(採算向上の原則)
  1 時間当り採算制度とは
  2 付加価値を追求するアメーバ経営
  3 時間当り採算と会計との関連
  4 管理会計報告としての時間当り採算制度
  5 売価還元原価法による経営
  6 アメーバ経営と売価還元原価法における原価の考え方
  7 時間当り採算制度は魂を入れないと生きない

第七章 透明な経営を行う(ガラス張り経営の原則)
  1 公明正大な経理
  2 社内に対するコミュニケーション
  3 フェアなディスクロージャー
  4 経営のモラルと会計のあり方
  5 公正さを保証するための一対一対応の原則
  6 資本主義経済における会計の役割

第二部 経営のための会計学の実践―盛和塾での経営問答から

  【経営問答1】先行投資の考え方について
  【経営問答2】大手との提携による資金調達について
  【経営問答3】拡大による借入金の増加について
  【経営問答4】経営目標の決め方について
  【経営問答5】「原価管理」の問題点

  おわりに

日本経済新聞出版社のWebサイトより


『簿記の初歩が面白いほどわかる本』

簿記の流れがコンパクトにまとめてありました。
各章の最後には、関連資格の合格のコツが紹介してあり、モチベーションアップにもつながりました。


ビブリオバトル入門―本を通して人を知る・人を通して本を知る』

ビブリオバトルの公式ガイドブックで、よくある質問とその回答、聴衆・発表者・司会者・主催者別のビブリオバトルのコツがまとめてあります。平成26年度公立図書館職員等専門講習会(主催:山口県立山口図書館)で、ビブリオバトルについてお話する機会があり、その種本にさせていただきました。