3冊読了。
目次
『ビジネスをつくる仕事 (講談社現代新書)』
- 作者:小林 敬幸
- 発売日: 2013/10/18
- メディア: 新書
- 著者は、三井物産の方。
- 帯には「ビジネスの攻め方、守り方その基本から実戦までがわかる」とある。
- ビジネスマンの心構えがわかる。
- 人間臭さがある分、しっくりきた。
- 現場との関わり方、計画された偶発性、ビジネス(事業)の育ち方がおもしろかった。
異動のあるサラリーマンは、自分が立ち上げたビジネスが成長して成果を得るまで、担当を続けられないことも多い。(中略)そうであれば、自分が担当からいなくなっても、事業の立ち上げのときのコンセプトを組織が維持できるか見極めなければならない。(中略)もし無理なら、ためらいなくやめたほうがいい。そのビジネスは、それだけ生命力がないともいえるし、その会社には、そのビジネスを立ち上げる実力がないともいえる(p.61-62)
よりよい偶然が、より多く起こるように準備、努力する(しかし、将来何が起こるかは、予見・計画されていない)(p.105)
よい偶然が起こったときに、それをうまく活用できるように常に準備しておく(p.105)
予防策を講じるのも必要だが、今後も、何年かに一度、起こるものだと考え、それでも持続できる耐性を企業が備えることも大切だ(p.206)
『地アタマを鍛える知的勉強法 (講談社現代新書)』
- 作者:齋藤 孝
- 発売日: 2009/12/17
- メディア: 新書
- 勉強のモチベーションがあがる本。
- 著者の経験や偉人の方法をもとに、「○○勉強法」といったかたちで紹介されている。
- 全体的にはあまり目新しさを感じなかったが、おもしろいと思ったのは下記の3つ。
- 目次勉強法
- レファレンス勉強法
- 観察記録勉強法
- 第4章「実力がワンランクアップするヒント集」では、43のポイントが示されている。
知的な人は自由である(p.181)
- 感情と思考が分離可能なので、感情にとらわれない。
知的な人は勇気がある(p.183)
- 否定されたことで前進できると考えるべき。
- 反証可能性が科学的な態度の生命線。
知的な人は柔軟である(p.184)
- 人の言葉に耳を傾ける素直さが、学びの醍醐味。
勉強とは、「生きる力」を身につける最強のスキルである(p.187)
『勝つための論文の書き方 (文春新書)』
- 作者:鹿島 茂
- 発売日: 2003/01/20
- メディア: 新書
- 読みやすかった。
- 人文系の論文の書き方について学べる。
- 「第三回講義 資料の集め方」がおもしろかった。とくにコーパス(資料体)について捉え方・考え方が参考になった。
読んだ本一覧
猫に夢の蔵書目録 - 2016年06月 (3作品)
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