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猫に夢研究所

自分の備忘録を公開している感じです。国立大学法人で大学図書館職員(図書系職員)として働いています。みなし公務員です。

「第11回レファレンス協同データベース事業フォーラム」のまとめ

活動記録 研究ノート

レファレンス協同データベース事業 第12回レファレンス協同データベース事業フォーラム レファ協の10年:これまでとこれからの開催が近づき、そういえばまとめていなかったことを思い出したので、僕がパネリストとして登壇させていただいたレファレンス協同データベース事業 第11回レファレンス協同データベース事業フォーラム つながる図書館の情報サービス:「調べる方法」の公共性の記録をまとめておこうと思います。

目次:


国立国会図書館のまとめ

記録集

まず、オフィシャルな記録集はこちら。 PDFで40ページのボリューム。

ちなみに、僕の発言はp.30-36にあります。いくつかピックアップ。

このパネルディスカッションへの参加依頼の中で、「レファ協ネイティブ世代」という表現があり、とても気に入っています。その言葉どおりで、平成 14 年度にレファ協が実験事業として始まった時には、まだ 12 歳でした。
大学図書館では学術情報のオープンアクセス化を進めていますが、図書館自身も「調べる方法」を始め、図書館が蓄積してきたノウハウなどの情報のオープン化を積極的に進めていくべきだと思っております。

紙の蔵書目録がOPACとなって世界中に公開されて、大変便利になったと思いますが、レファレンスサービスもレファ協によってWeb上で公開されることが当たり前となれば、利用者にとっても、また図書館職員にとっても便利になると思います。

レファ協の個別のデータはGoogleなどの検索エンジンから直接表示されますので、Web上にありさえすれば、レファ協を意識しなくても、必要とする誰かに届きます。検索者が図書館を意識することなく、レファレンスサービスという図書館の基本サービスを享受できると考えると、すごいことだと思います。

若手ライブラリアン*1やレファレンス未経験者にとっては、ある種の「学習のための高速道路」がレファ協上に整備されたといえると思います。私は最初にレファレンス担当部署に配属になったため、レファレンスに関する自己研鑚をする上で、レファ協はとてもありがたかったです。


カレントアウェアネス-E

『カレントアウェアネス-E』のE1659でもコンパクトに報告がされていました。

自分に関連するところ。

第2部では片岡則夫氏(清教学園中・高等学校),中山美由紀氏(東京学芸大学学校図書館運営専門委員会/東京学芸大学附属小金井小学校),岡崎聡志氏(山口大学図書館),余野桃子氏(東京都立中央図書館)をパネリストに招いて,パネルディスカッションが行われた。ディスカッションの中では岡崎氏から「公開するデータを選ぶのではなく,まずはデータを公開し,その後問題のあるものを取り除いていくやり方にすべき」といった積極的な意見が提示された一方,質問が公開されることへの利用者の抵抗感という課題が余野氏から提起された。フロアからは「レファレンスサービスの成果は図書館と利用者の共同生産物ではないか。オープンデータ化するに当たっては,『調べる方法』とレファレンスサービスのプロセスは分けて考えるべきではないのか」といった意見も出された。


国立国会図書館月報

国立国会図書館月報』の650号(2015年6月)にもフォーラムの記録が掲載されていました。p.4-11の「図書館を「見える化」する レファレンス協同データベース事業」の最後(p.10-11)です。

自分に関連するところ。

岡崎氏の発表では、レファ協が各参加館にとってのナレッジマネジメントツールにとどまらず、レファレンス記録を開かれた知識へと変えるプラットフォームであるとの意見が示されました。
ディスカッションでは、岡崎氏から「公開するデータを選ぶのではなく、まずはデータを公開し、その後問題のあるものを取り除いていくやり方にすべき」といった、公開に積極的な意見が提示された一方、質問が公開されることへの利用者の抵抗感という課題が余野氏から提起されました。


自分のまとめ

第11回レファ協フォーラムの参加記録

現在はもう視聴できないようですが、動画で自分のしゃべりを聞いて、話す前にやたらと「えー」が多いことが気になりました。気をつけたいです。

nekoniyume.hatenablog.com

まさか自分に声がかかるなど思ってもみませんでした。運営側としては、こんな2年目の若手にお声をかけるのは、正直、相当勇気がいるのではないでしょうか。その期待に応えられたかは、みなさんの判断にまかせるしかありません……。

とてもいい経験をさせていただくことができました。機会をくださり、ありがとうございました!


Togetterにフォーラム全体のまとめがあります。

togetter.com


羊図書館 第11回レファレンス協同データベース事業フォーラム『レファ協ネイティブ世代』の衝撃のおまけ漫画で紹介していただきました!うれしいです!

そして、『レファ協ネイティブ世代』…!
会場の見事な「ザワ…ザワ…」に二重の意味で戦慄が走りました(笑)
若いって素晴らしい!!!
そして今回のブログタイトルは、目を引けばいいなー、という下心満載の実践ですw
BUZZりますように!!(∩´∀`)∩


第10回レファ協担当者研修会の参加記録

フォーラムに参加するきっかけとなった、第10回レファ協担当者研修会の記録。この研修会に参加しなかったら、パネリストをすることはなかったはず。研修に参加することで、国立国会図書館関西館の職員の方々とお話することができ、関西館を身近に感じられるようになりました。

例年、うちの図書館からは参加してなかったけど、上司に興味があるからぜひ参加したいと伝えてよかった*2

nekoniyume.hatenablog.com


レファ協についての自分の考え

このレファ協についての自分の考えにもとづいて、試行的にレファ協にデータ登録を始めました。

nekoniyume.hatenablog.com

とりあえずデータ登録していけば、きっと「量が質に転化する」はず!
1つひとつの事例では大したことがなくても、レファレンス協同データベースを通して集合知(?)となることで力を持つはずです!
「一般公開」すれば、今まで各図書館のみでしか活用できなかった知識(図書館が独占していた知識)であるレファレンス事例がオープンアクセスになります!レファレンス協同データベースは、レファレンス事例のオープンアクセス化を促す効果的なプラットフォームだと思います。

*1:普段は意識的に「図書館職員」という言葉を使っているけど、このときは自分でライブラリアンって言ったんだろうな。記録集の編集のときも気がつかなかった。今になって、なんでだろうとふと気になった。

*2:担当者研修も受講し、フォーラムのパネリストとして登壇していながら、うちの図書館で正式にレファ協を運用する体制を整える前に異動したのが心残り……。力不足。異動後でも担当部署に提案する等できることはあるはず。